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2022/12/02 21:28

「お母ちゃん、どーいて木が生えちゅうが?」
「お母ちゃん、どーいて颯一郎は息ができるが?」
「お母ちゃん、どーいて地球には空気があるが?」
「どーいてウルトラマンは宇宙で息できるが?」
「この種ってどーいてこんな形なが?」
「どーいてみんなウンコするが?」
「どーいて卵の色全部ちがうが?」
「どーいてコッコにはフワフワの毛とピンピンの毛があるが?」・・・・・と無限に続く。

自然の中で子育てをして丸6年。
子どもの学びについてずっと考えてきました。
そして、毎日溢れ出す好奇心と疑問に耳を傾き続けてハッ!としました。
息子の問いはぜんぶ、人間が完全に理解していない問いだということ。
たぶん○○。
○○と言われている。
○○と考えられている。ものばかり。
つまり答えのない問いだということ!
「自然は学びがたくさんある」というのは頭では分かっていました。
なるほど、そうか。
答えのない問いだから学びがあるんだ!
これは有機栽培・自然栽培でも同じことが言えるなぁ。
微生物のことなんて人間にはほとんどわかっていないし、自然の摂理なんてまだまだ未知のこと。
社会で起きる様々なこと。
戦争、人権、経済、豊かさ、生きるとは、死ぬとは、どう生きたいのか。
それらすべては答えのない問いだということ。
だからこそ、その問いに向き合い続けることで自分とは何者なのか、どう生きるのかを見つけていくことが大切なのかな。
答えのある学びは知識であり、答えのない学びは生き方に直結する。
子ども時代に多くの答えなき問いに触れさせ、考えさせることには大きな意味がある。
自然は生きることの学びなのかも!
すごいぞ!!
つまりこの子には答えらしきことを教えるよりも、
どうしてなんだろうね、
どう考える?
あなただったらどうする?
他の人の意見は? 
それはどうして? と返してあげるのがきっと答えだ!